30代男性|歯ぐきの腫れ・出血を伴う中等度歯周炎に対して歯周外科治療(FOP)を行った症例
1.症例情報
患者情報
30代男性
主訴
- 口臭がある為、なくしたいと思っている
- 自分の口腔内が汚いので歯周病治療を行いたい
2.診査・診断
口腔内所見
- 歯石付着
- 歯肉発赤
- 歯肉腫脹
3.診断名と根拠
- 診断名: 中等度歯周炎
- 診断根拠: 臨床所見、プロービング値、X線画像
4.施術名
歯周外科治療(フラップ治療/Modified Widman Flap/FOP)
5.施術内容
歯周外科治療は、歯周病が進行し、通常のクリーニングでは改善が難しい場合に行われる、精密かつ高度な治療法です。歯肉を丁寧に切開し、歯根に付着した歯石や炎症性組織を直接取り除くことで、歯周組織の健康を回復へと導きます。
6.治療の目的と意義
- 歯周ポケットの深部まで清掃: 通常の器具では届かない部分にアプローチし、病原性の高い歯石や細菌を除去します。
- 炎症の根本治療: 慢性的な炎症を鎮め、歯肉の自然な治癒力を引き出します。歯周ポケットの深さを軽減し、日々のケアがしやすくなるように整えます。
- 清掃しやすい口腔内環境の再構成: 歯周ポケットの深さを軽減し、日々のケアがしやすくなるように整えます。
7.注意点やリスク
- 手術後一時的な痛みや腫れが生じることがあります。
- 完全な回復には数週間かかることがあり、その間食事や口腔ケアに制限があります。
- 歯周病の適切な管理が行われない場合、症状が再発し、追加の手術が必要になることがあります。
- 麻酔が切れた後は痛みが生じることがあります。鎮痛剤を処方させていただきますので、服用してください。
- 手術後腫れる場合がございますが、冷やしてしまうと血液循環が悪くなり治りが悪くなってしまう為冷やさないようにしてください。
- 一時的に知覚過敏の症状が出ることがあります。
8.実施内容
初期治療
- スケーリング・ルートプレーニング、ブラッシング指導を実施
- 多少の改善は見られたが、再評価でもポケット残存
外科的治療(Modified Widman Flap)
- 局所麻酔にて切開、フラップ挙上
- 不良肉芽組織除去
- 歯肉縁下歯石除去
- 根面清掃(レーザー使用)
- 骨補填材使用(リグロス)使用
- 縫合処置
9.術前・術後写真






10.術後経過
- 軽度の腫脹あり
- 疼痛なし
- 縫合糸除去後、歯周ポケットの改善を確認
11.メインテナンス方法
- 術後すぐは手術部位を除いた部分を清掃する
- 洗口剤推奨
- 歯科医院で定期的にクリーニングを受ける
- 歯周ポケットの測定や炎症の有無をチェックする
免責事項・医療広告ガイドライン遵守
この症例は当院で実施した自由診療の治療例です。
治療の効果や経過には個人差があります。すべての方に同じ結果が得られるとは限りません。
自由診療のため、保険適用外となります。治療費は症例ごとに記載した金額が目安となります。
治療には次のようなリスク・副作用が生じる可能性があります(治療法により異なります):
- 治療部位の腫れ・痛み・出血
- 治療後の知覚過敏
- 素材アレルギーの可能性
- 装置の破損・脱離リスク
- 効果が安定するまでの経過観察が必要
- 治療内容や個人の状態によっては追加治療が必要になる場合があります
詳しくは担当歯科医師にご確認ください。ご不明な点はお気軽にご相談ください。
