40代女性|口臭と歯のぐらつきを伴う中等度歯周炎に歯周外科治療(FOP)を行った症例
1.症例情報
患者情報
- 40代女性
主訴
- 知人に口臭を指摘された
- 長年歯医者に通っていないので、口腔内全体を診てほしい
- 食事の際に噛むと歯が揺れているように感じるため、診てほしい
2.診査・診断
口腔内所見
- 歯石付着
- 歯肉発赤
- 歯肉腫脹
3.診断名と根拠
- 診断名: 中等度歯周炎
- 診断根拠: 臨床所見、プロービング値、X線画像
4.施術名
歯周外科治療(フラップ治療/Modified Widman Flap/FOP)
5.施術内容
歯周外科治療は、歯周病が進行し、通常のクリーニングでは改善が難しい場合に行う治療です。歯肉を切開し、歯根面に付着した歯石や炎症性組織を直接取り除くことで、歯周組織の改善を目指します。
6.治療の目的と意義
- 歯周ポケット深部の清掃: 通常の器具では届きにくい部位にアプローチし、歯石や細菌を除去します。
- 炎症の軽減: 慢性的な炎症を抑え、歯周組織の治癒を促します。
- 清掃しやすい口腔内環境の再構成: 歯周ポケットを浅くし、日々のセルフケアを行いやすい状態を目指します。
7.注意点やリスク
- 手術後一時的な痛みや腫れが生じることがあります
- 完全な回復には数週間かかることがあり、その間食事や口腔ケアに制限があります
- 歯周病の適切な管理が行われない場合、症状が再発し、追加の手術が必要になることがあります
- 麻酔が切れた後は痛みが生じることがあります。鎮痛剤を処方させていただきますので、服用してください
- 術後は患部を強く冷却しないでください。冷却の方法や時間については、当院の指示に従ってください。
- 一時的に知覚過敏の症状が出ることがあります
8.実施内容
歯周基本治療
- スケーリング・ルートプレーニング
- ブラッシング指導
- 歯周基本治療後の再評価時にも、歯周ポケットの残存を認めた。
歯周外科治療
- 局所麻酔下で切開し、フラップを挙上
- 不良肉芽組織を除去
- 歯肉縁下歯石を除去
- 根面清掃(レーザー使用)
- 歯周組織再生剤(リグロス)を使用
- 縫合処置
9.術前術後写真






10.治療費用と期間
- 治療費用: 保険診療
- 治療期間:2週間
11.術後経過
- 軽度の腫脹あり
- 軽度の疼痛あり
- 縫合糸除去後、歯周ポケットの改善を確認
12.メインテナンス方法
- 術後すぐは手術部位を除いた部分を清掃する
- 洗口剤推奨
- 歯科医院で定期的にクリーニングを受ける
- 歯周ポケットの測定や炎症の有無をチェックする
免責事項・医療広告ガイドライン遵守
この症例は当院で実施した自由診療の治療例です。
治療の効果や経過には個人差があります。すべての方に同じ結果が得られるとは限りません。
自由診療のため、保険適用外となります。治療費は症例ごとに記載した金額が目安となります。
治療には次のようなリスク・副作用が生じる可能性があります(治療法により異なります):
- 治療部位の腫れ・痛み・出血
- 治療後の知覚過敏
- 素材アレルギーの可能性
- 装置の破損・脱離リスク
- 効果が安定するまでの経過観察が必要
- 治療内容や個人の状態によっては追加治療が必要になる場合があります
詳しくは担当歯科医師にご確認ください。ご不明な点はお気軽にご相談ください。
